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なにがしでら
「私は房州
某寺の住職でござるが、先生の
御作を戴いて、永く寺宝として
後に伝へたいものだと存じますので。」と
所禿のある頭を
鄭寧に下げた。
垣を引き捨て塀を蹴倒し、門をも
破し屋根をもめくり軒端の瓦を踏み砕き、唯一
ト揉に屑屋を飛ばし二
タ揉み揉んでは二階を捻ぢ取り、三たび揉んでは
某寺を物の見事に
潰し崩し
ただ一
ト揉みに
屑屋を飛ばし二
タ揉み揉んでは二階を
捻じ取り、三たび揉んでは
某寺をものの見事に
潰し
崩し、どうどうどっと
鬨をあぐるそのたびごとに心を冷やし胸を騒がす人々の