“なきね”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナキネ
語句割合
啼音66.7%
泣寐16.7%
泣寝16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禰宜ねぎ山辺守人やまのべもりとは、時鳥ほととぎす仏法僧ぶっぽうそう啼音なきねばかりを友として、お宮の脇の小さい社家に住んでいたが、甚助の姿が見えると、かたこと木履ぼくりの足音をさせて出て来た。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これでは高い山への憧れが、またその純白な雪のもつ魅力が如何に強くとも、全く泣寐なきね入りの外詮方せんかたないことになる。
冬の山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
枕守るともし火ならで泣寝なきねする老のあはれを見る人もなし
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)