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ながギセル
ふりがな文庫
“ながギセル”の漢字の書き方と例文
語句
割合
長煙管
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長煙管
(逆引き)
長煙管
(
ながギセル
)
で
灰吹
(
はいふき
)
の筒を叩く音、
団扇
(
うちわ
)
で蚊を追う響、木の橋をわたる下駄の音、これらの物音はわれわれが子供の時日々耳にきき馴れたもので、そして今は永遠に返り来ることなく
西瓜
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
カチリと電燈を
捻
(
ね
)
じる響と共に、
黄
(
きいろ
)
い光が
唐紙
(
からかみ
)
の隙間にさす。先生はのそのそ置炬燵から次の間へ
這出
(
はいだ
)
して
有合
(
ありあ
)
う
長煙管
(
ながギセル
)
で二、三
服
(
ぷく
)
煙草を吸いつつ、余念もなくお妾の化粧する様子を眺めた。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
煙草すぱすぱ
長煙管
(
ながギセル
)
に
立膝
(
たてひざ
)
の
無作法
(
ぶさほう
)
さも
咎
(
とが
)
める人のなきこそよけれ。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
ながギセル(長煙管)の例文をもっと
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