“どんぶりばち”の漢字の書き方と例文
語句割合
丼鉢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近年この窯で鉄釉てつぐすりの地に絞描しぼりがきで線を引いた丼鉢どんぶりばちを作りました。大型も小型もこしらえます。調子がはなはだよく、どんな台所に入っても、また卓上で用いられてもよいでありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
二リットルびんに半分の酒と二リットルそっくり詰っている焼酎しょうちゅうが出され、大きな丼鉢どんぶりばちの片方にあみの佃煮つくだに、片方に大根なます、どっちも山盛りになっていて、取り箸がいちぜん。
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
置時計、寒暖計、すずり、筆、唾壺だこ、汚物入れの丼鉢どんぶりばち呼鈴よびりん、まごの手、ハンケチ、その中に目立ちたる毛繻子けじゅすのはでなる毛蒲団一枚、これは軍艦に居る友達から贈られたのである。(六月七日)
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)