“どうとうがらん”の漢字の書き方と例文
語句割合
堂塔伽藍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうして極めて合法的に石山本願寺のわたしはすんだが、そのあとで、一炬いっきょ、全山の堂塔伽藍どうとうがらんと、多年の築城的門塁もんるいは、三日三晩にわたって、炎々、大坂の空に歴史の光煙こうえんを曳いて
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
仁和寺にんなじの十四大廈たいかと、四十九院の堂塔伽藍どうとうがらん御室おむろから衣笠山きぬがさやまの峰や谷へかけて瑤珞ようらく青丹あおにの建築美をつらね、時の文化の力は市塵しじんを離れてまたひとつの聚楽じゅらくをふやしてゆくのだった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)