“どうぐかた”の漢字の書き方と例文
語句割合
道具方100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道具方どうぐかたかしてまくいたんだが、そりゃおめえ、ここでおれがはなしをしてるようなもんじゃァねえ、芝居中しばいじゅうがひっくりかえるような大騒おおさわぎだ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
これらの受け持ちの人は外に幾人もいましたが、その人たちは道具方どうぐかたの男で、みんな意地悪の横着おうちゃくものばかりでした。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
舞台装置をする熟練した道具方どうぐかたは、組みたてたセットの急所を知っている。どこの釘、くさびかすがい、或いは、結び綱をとけば、道具がくずれるか、やろうと思えば、どんなことでも出来る。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)