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とゞろき
ふりがな文庫
“とゞろき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
轟
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
轟
(逆引き)
其處には良い男のやくざ者
轟
(
とゞろき
)
三次が、腰繩をうたれて、入舟町の佐太郎に見張られて居ります。轟の三次は二十五六の苦味走つた好い男でした。
銭形平次捕物控:198 狼の牙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一里
轟
(
とゞろき
)
駅。一里半
中原
(
なかはる
)
駅。二里神崎駅。小淵清右衛門の家に休す。駅中櫛田大明神祠あり。頗大なり。一里
堺原
(
さかひはら
)
駅にいたる。無量寿山浄覚寺といへる一向宗の境内に
高麗烏
(
かうらいがらす
)
あり。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
近頃になつて、お光のところへ
轟
(
とゞろき
)
の三次が逢ひに來るのを知つて、たうとうたまり兼ねて殺してしまつたのだらう。
銭形平次捕物控:198 狼の牙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
默つて自分の
配偶
(
つれあひ
)
に持つ氣のなかつたことは、それはあまりにも明らかなことで、早くも柳原のやくざ者で、
轟
(
とゞろき
)
の三次と仲がよくなり、町内の噂の
種子
(
たね
)
になつたことは已むを得ない成行でした。
銭形平次捕物控:198 狼の牙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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