“とりいすねえもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
鳥居強右衛門100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうした信長の温情は、さきに長篠の戦場でも、鳥居強右衛門とりいすねえもんの骨をさがして、手厚く葬ってやったときにも感じていたことなので
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またむかし武田勝頼たけだかつより三河みかわ長篠城ながしのじょうを囲み、城中しょくきもはや旬日じゅんじつを支え得なかった時、鳥居強右衛門とりいすねえもん万苦ばんくおかして重囲をくぐり、徳川家康とくがわいえやすまみえて救いを乞い
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
すると、薄暗い隅のほうで、おうッ……嗚咽おえつに似たような声をあげた者がある。貞昌の家来、鳥居強右衛門とりいすねえもんとよぶ軽輩であった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鳥居強右衛門とりいすねえもんは、単身、昼のうちに、設楽しだらへ近づいていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)