“とりいきよなが”の漢字の書き方と例文
語句割合
鳥居清長100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また評論中にはひたすら重きを歌麿に置かんと欲せしが故かややもすればその以前の画工鳥居清長とりいきよなが鈴木春信すずきはるのぶらをかろんぜんとするかたむきあり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
鳥居清長とりいきよながの絵には、男姿、女姿、立姿、居姿、後姿、前向、横向などあらゆる意味において、またあらゆるニュアンスにおいて、この表情が驚くべき感受性をもってとらえてある。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
浮世絵風俗画は鈴木春信すずきはるのぶ勝川春章かつかわしゅんしょう鳥居清長とりいきよながより歌麿うたまろ春潮しゅんちょう栄之えいし豊国とよくにの如き寛政かんせいの諸名家に及び円熟の極度に達せし時
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
あるひは鳥居清長とりいきよなが天明てんめい三年(一七八三年)における、また喜多川歌麿きたがわうたまろの寛政七年(一七九五年)における制作といふが如く明確に年数を決定し得べきものは甚だすくなし。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)