“としん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妬心72.7%
渡津18.2%
図讖9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この娘! この娘! この娘なんだ! どうしてくれようとちらと横眼で見ると恋と妬心としんに先を急ぐ弥生は、同伴つれのお藤が何者であろうといっさい頓着とんじゃくないもののように
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
関東方面では下総の古河こが、滸我などとも書いて古い地名であり、また利根川の渡津としんの衝で空閑の地では決してなかった。しかもその附近には今でも後閑と書いて、ゴカと呼んでいる村が幾つかある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
『法苑珠林』五三に竜樹の成立なりたちを述べて、〈南天竺国、梵志の種の大豪貴の家に出づ、云々。弱冠にして名を馳せ、ほしいままに諸国を歩み、天文地理、星緯図讖としん、および余の道術、綜練せざるは無し。