“とくとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
得々97.7%
特得2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新政府にし、維新功臣の末班まっぱんに列して爵位しゃくいの高きにり、俸禄ほうろくゆたかなるにやすんじ、得々とくとくとして貴顕きけん栄華えいが新地位しんちいを占めたるは
そんなひどい形容詞を、まっさきに案出して、それを私の王冠となして、得々とくとくとしていたのは、誰でもない、私なのである。この私である。
春の盗賊 (新字新仮名) / 太宰治(著)
女子の特得とくとくは思想の綿密なるに在りとて、官府の会計吏に採用せらるゝ者あり。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)