“てんぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天分36.4%
篆文36.4%
天文27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大人は自分の見栄みえや骨惜しみのために子供を犠牲にしています。大人は、ことに母親は、子供を危険からまもり、子供の天分てんぶんをのばしてやるのがその職分です。
この一冊は表紙に「㦣語、抽斎述」の五字が篆文てんぶんで題してあって、首尾すべて抽斎の自筆である。徳富蘇峰とくとみそほうさんの蔵本になっているのを、わたくしは借覧した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
連歌の最盛時代とも称すべき文明、明応はわずかに昨日と過ぎて、余勢なほいまだ衰へざる永正えいしょう天文てんぶんの間にありて、早く既に一転機の動かんとするを見る。
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)