“てんばつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天罰91.2%
天罸5.9%
天末2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「狐の穴の中に千兩箱を隱すのは思ひつきさ。盜る氣で入つた者が材木と石に押し潰されたんだからこいつは天罰てんばつとでも思はなきやなるまい」
三日四日に帰りしもあれば一夜居て逃出にげいでしもあらん、開闢かいびやく以来を尋ねたらば折る指にあの内儀かみさまが袖口そでぐちおもはるる、思へばおみねは辛棒もの、あれにむごあたつたらば天罸てんばつたちどころに
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
夕方などは殊に天末てんばつが明るくなって、雲の間から夕日の光がほのめいたりする。しかしそのまま日が暮れると、相変らずの五月雨になるのである。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)