“てんえつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
填咽33.3%
滇越33.3%
闐噎33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寂照が願文がんもんを作って、母の為めに法華ほっけ八講はっこうを山崎の宝寺にしゅし、愈々本朝を辞せんとした時は、法輪さかんに転じて、情界おおいに風立ち、随喜結縁けちえんする群衆ぐんじゅ数を知らず、車馬填咽てんえつして四面を成し
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
百七十二箇所のトンネルをくぐる滇越てんえつ鉄路の難所も、瘴癘しょうれい無人の魔所も見て来たがつてこんな陰惨な光景に出会ったことはなかった。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
ことに此辺より吾妻橋上流までの間は府内各学校の生徒ならびに銀行会社の役員等の端艇競争の場となるを以て、春秋の好季には堤上と水面とは共に士女闐噎てんえつして、歓笑の声絶ゆる間もなく湧くに至る。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)