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つらにく
ふりがな文庫
“つらにく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
面憎
94.1%
面悪
5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
面憎
(逆引き)
そういう気ままな生活をもう一月もつづけているN君に対して、あわただしい旅にあるわたくしは何となき一種の
面憎
(
つらにく
)
さを感ぜずにはいられなかった。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
賢造はとうとう
苦
(
にが
)
い顔をして、
抛
(
ほう
)
り出すようにこう云った。洋一も姉の
剛情
(
ごうじょう
)
なのが、さすがに少し
面憎
(
つらにく
)
くもなった。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
つらにく(面憎)の例文をもっと
(32作品)
見る
面悪
(逆引き)
今はもうほとんど忘れてしまっていました。それだからこうして見ると、誰がしたのかその
悪戯
(
いたずら
)
が
面悪
(
つらにく
)
くなるくらいのものでありました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
若者は気軽にて
平生
(
へいぜ
)
相撲
(
すもう
)
などの好きなる男なれば、この
見馴
(
みな
)
れぬ大男が立ちはだかりて上より見下すようなるを
面悪
(
つらにく
)
く思い、思わず立ち上りてお前はどこから来たかと問うに、何の答えもせざれば
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
つらにく(面悪)の例文をもっと
(2作品)
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