“つゆしば”の漢字の書き方と例文
語句割合
露芝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紫玉は耳をすました。道の露芝つゆしば曲水きょくすいみぎわにして、さら/\と音するながれの底に、聞きも知らぬ三味線しゃみせんの、沈んだ、陰気な調子に合せて、かすかうたふ声がする。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
果心居士かしんこじは、露芝つゆしばの上へでて、手に持ったいちめんの白扇はくせんをサッとひらき、かなめにフッと息をかけて、あなたへ投げると、おうぎはツイと風に乗って飛ぶよと見るまに
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そんなら、あの、露芝つゆしばのんは」
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)