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つちけ
ふりがな文庫
“つちけ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
土気
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土気
(逆引き)
顔が
土気
(
つちけ
)
色になり、ハンカチを出してはしきりに額をぬぐう。倒れるのではないかと思って、キャラコさんは、気が気でなく伸びあがって佐伯氏の顔ばかり見つめていた。
キャラコさん:03 蘆と木笛
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
下顎
(
したあご
)
から、逆さに紙燭の明滅をうけている
窪
(
くぼ
)
の多い顔が、
土気
(
つちけ
)
いろにさっと変った。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蒼黒
(
あおぐろ
)
く
土気
(
つちけ
)
づいた色を、一心不乱に少女の頭の上に
乗
(
の
)
しかけるように
翳
(
かざ
)
して、
腸
(
はらわた
)
を
絞
(
しぼ
)
るほど恐ろしい声を出す。少女はまた
瞬
(
またた
)
きもせず、この男の方を見つめて、細い
咽喉
(
のど
)
を合している。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
つちけ(土気)の例文をもっと
(9作品)
見る
“つちけ”の意味
《名詞》
その土壌のもつ性質。
(context、dated)田舎くさいこと。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
とけ
トンパ