“つけねら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
附狙50.0%
付狙20.0%
付覗10.0%
尾睨10.0%
附覘10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
絶えず誰かに附狙つけねらはれて居るやうな気がして、其方の心配と屈託と恐怖おそれとで、見たり聞いたりすることには何の興味も好奇心も起らないのであつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
俺は昔からガスケル家に大変お世話になったもので、もとからの乞食ではありませんよ。いろいろな悪い奴等が御主人やお嬢様を付狙つけねらっているから、ああやって戸外で見張っていたのです。
日蔭の街 (新字新仮名) / 松本泰(著)
忍びて付覗つけねらひけりさてまた支配の宮崎内記殿は先日せんじつ嘉川家の一件に付家來の立花左仲持參ぢさんの屆書の趣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
討殺うちころさんと存所々尾睨つけねらひ候段重々不屆に付三宅島やけじま遠島ゑんたう申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
翌朝よくあさ早く白金の高野寺へ参り、父小左衞門の法事供養をいたし、それから家老渡邊外記にも面会致し、蘆屋の姥口の釜に一節切を預け、表向きに大野惣兵衞を附覘つけねらい、敵討出立のお話でございます。