“つくだじま”の漢字の書き方と例文
語句割合
佃島100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これだけは以前に変らぬ眺めであったが、自分の眼はたちま佃島つくだじま彼方かなたから深川へとかけられた一条ひとすじの長い橋の姿に驚かされた。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
日本橋からさきは八丁堀、霊岸島、新川、新堀、永代際まで、築地の御門跡から海手、木挽町こびきちょうの芝居も、佃島つくだじまもすっかり焼けてしまいました。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
遠洋へ乗り出してくじらの群を追ひ廻すのは壮快に感ぜられるが佃島つくだじま白魚舟しらうおぶねかがりいて居る景色などは甚だ美しく感ぜられる。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)