“つきそい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
附添68.8%
付添25.0%
附添婦6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余はこの時始めて附添つきそいのものが、院長のをことさらに秘して、余に告げなかった事と、またその告げなかった意味とを悟った。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
胃癌の人は死ぬのはあきらめさえすれば何でもないと云って美しく死んだ。潰瘍の人はだんだん悪くなった。夜半よなかに眼をさますと、時々東のはずれで、付添つきそいのものが氷をくだく音がした。
変な音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「いいえ、私は患者さんの附添婦つきそいに雇われて居るので御座います。あなた様はまたどうして、こんなところへ御出でになりました?」
好色破邪顕正 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
彼は附添婦つきそいのお豊からレンズを渡されて後あまりに意外な発見に、お豊が眼の前に居ることも打ち忘れて、空想に耽って居たのである。
好色破邪顕正 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)