“つきくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鴨頭草60.0%
月草20.0%
鴨跖草20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鴨頭草つきくさのあはれにかなしきかな
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
薄葉をひらいて見ると、十数ひきの蛍は、月草つきくさの葉の上にとまり、静かに灯りをつぎつぎともしていた。しかも、今年の蛍は例年にくらべて、ゆたかにも大きく育っているらしかった。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
自分などは子供の時に、鴨跖草つきくさ即ち「つゆくさ」を、蛍草ほたるぐさともギイスグサとも呼んでいた。ギイスはきりぎりす、螽斯ぎす、はた織虫のことであり、蛍草の名は東京でも知られている。