“つゆくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
露草81.0%
鴨跖草14.3%
梅雨臭4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と見れば、彼方の松の木陰に、さっきからじっとうずくまったまま、顔も上げずに咲いている露草つゆくさのような、弱々しい女性の姿があった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あやめ咲く築土ついぢに添へば鴨跖草つゆくさや隣もすずしふり亂る露
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
(すべての日本的な物は梅雨臭つゆくさいのである)特に就中なかんずく、自然と人生を一元的に見て、季節を詩の主題とする俳句の如き文学では、この影響が著しい。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)