“ちんちゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
沈着	83.3%
沈著	16.7%

沈着

もし、忠盛が、臆病者（おくびょうもの）であったら、かならず過って、罪もない坊主を斬り殺していたにちがいない。剛胆（ごうたん）、沈着（ちんちゃく）、武者たる者は、よろしくかれの如きであれ——と、いうのである。

新・平家物語：02 ちげぐさの巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「沈着（ちんちゃく）なる宿直員の観察（かんさつ）」

香水紳士 (新字新仮名) ／ 大阪圭吉(著)

沈著

しかし保はその人（ひと）と為（な）りの沈著（ちんちゃく）なのを喜んで厚くこれを遇した。

渋江抽斎 (新字新仮名) ／ 森鴎外(著)