“ちんしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
陳震50.0%
沈呻16.7%
鎮信16.7%
陳軫16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「袁紹の臣で陳震ちんしんと申すものです。一日もはやくこの地をのがれて、河北へ来給えとお言伝ことづてでございます」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女は、娘の描いた、おとなしい絵を手にとって眺めて沈呻ちんしんした。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
兵器船舶の整備を急がせると共に、黒田長政、小西行長、加藤清正をして、肥前松浦郡名護屋なごやに築城せしめ、更に松浦鎮信ちんしんをして壱岐風本かざもと(今勝本)に築かしめた。
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
蛇足のたとえは『戦国策』に見ゆ。昭陽楚の将として魏をち更に斉を攻めた時、弁士陳軫ちんしん斉を救うためこの喩えを説き、昭陽にいくさめしめた。