“ちんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沈思83.3%
沈摯5.6%
沈斯5.6%
陳子5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
典獄は沈思ちんししてそうあろうそうあろう、察し申す、ただこの上は獄則を謹守し、なお無頼ぶらいの女囚を改化遷善の道におもむかしむるよう導き教え、同胞の暗愚を訓誨し
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
若し我国をして国会開設の当時に於て慷慨にして而も沈摯ちんしなるハンプデンの如きもの一人いちにんだにあらしめば吾人は如何に気強からずや、我商業世界に於て独立、独行
頡利きつりは盟に背いてとりこにせられ、普賛ふさんは鵞を鑄って誓を入れ、新羅しらぎは繊錦の頌を奏し、天竺てんじくは能言の鳥を致し、沈斯ちんしは捕鼠の蛇を献じ、払林ふつりんは曳馬の狗を進め、白鸚鵡は訶陵かりょうより来り
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
十九年も別れてゐた蘇武そぶの妻が、秋になると夫の衣を砧で打つその思ひが、遠く離れてゐた蘇武そぶにきこえたといふことや、陳子ちんしは夫婦の別れに鏡を割つて一つづつ取り