“ちょうたいそく”の漢字の書き方と例文
語句割合
長大息100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云って急に長大息ちょうたいそくするのである。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
種彦は半ば呑掛のみかけた湯呑ゆのみを下に置くと共に墨摺すみする暇ももどかしに筆をったがやがて小半時こはんときもたたぬうちに忽ち長大息ちょうたいそくもらしてそのまま筆を投捨ててしまった。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
彼はその間に、熱心に横文字の書いてある原書を幾冊となく読み耽った。そして赤鉛筆でもってところどころに傍線を加えていった。しかし一冊を読み終るたびに、彼は長大息ちょうたいそくした。
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)