“だつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妲妃50.0%
妲己33.3%
姐己16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽賀井一心斎はがゐいつしんさいを知つたのも、妲妃だつきのお百を知つたのも、国定忠次を知つたのも、祐天上人いうてんしやうにんを知つたのも、八百屋やほやお七を知つたのも、髪結新三かみゆひしんざを知つたのも、原田甲斐を知つたのも
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
また金持はとかくに金が余って気の毒な運命にとらえられてるものだから、六朝仏りくちょうぶつ印度仏いんどぶつぐらいでは済度とくどされない故、夏殷周かいんしゅうの頃の大古物、妲己だつき金盥かなだらいに狐の毛が三本着いているのだの
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
彼は、殷朝の最後の王で、妃姐己だつきの愛におぼれて政治をかえりみず、宮中に九つの酒場を作り、謂ゆる酒池肉林の宴遊を事とした。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)