“だいぐうじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大宮司100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と覚悟して、日ごろの盟友、阿蘇あそ大宮司だいぐうじ惟直これなおともしめしあわせ、まず彼のみ家の子郎党三百余騎をつれて、博多へ出た。そしておきはまに宿営した。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
松尾大宮司だいぐうじとして京都と東京の間をよく往復するという先輩師岡正胤もろおかまさたね美濃みのの中津川の方に迎えた時のことを思い出し、その小集の席上で同門の人たちが思い思いに歌をしるしつけた扇を思い出し
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「ひとまず宗像ノ大宮司だいぐうじをたのんで行こう。先触さきぶれには、南遠江守、曾我そがノ左衛門の両名駈けろ。……もし大宮司に二の足がみえたらすぐ戻って来い。攻め破って通るまで」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)