“たいしゃくてん”の漢字の書き方と例文
語句割合
帝釈天100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大勢の吟友ぎんゆうと、柴又の帝釈天たいしゃくてんへ吟行した帰り途の昼遊びに、俗に吉原では伏見河岸とよばれる辺の安女郎に、ぼくの童貞も、五十銭程度のゲ代で惜しみなく洗礼をうけてしまった。
鬼神でもあなた様を取り込めてしまうことはできないはずです。人が非常に惜しむ人は帝釈天たいしゃくてんも返してくださるものです。お姫様を取ったのは人にもせよ鬼にもせよ返しに来てください。
源氏物語:54 蜻蛉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
四隅に護持する増長ぞうじょう持国じこく広目こうもく多聞たもんの一丈の四天王をはじめ、この間に佇立する梵天ぼんてん帝釈天たいしゃくてん密迹王みっしゃくおう金剛王こんごうおう不動明王ふどうみょうおう、地蔵尊、弁才天、吉祥天きっしょうてん、及び北面する秘仏、執金剛神しゅうこんごうじん
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)