“吟友”の読み方と例文
読み方割合
ぎんゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あ。俳名か。——それはまあ何でもよろしいが、亘殿も、俳諧を好まれ、家中の吟友ぎんゆうも多い。一夜、静かにおはなし申したいと仰せでござるが、お越し賜わろうか」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大勢の吟友ぎんゆうと、柴又の帝釈天たいしゃくてんへ吟行した帰り途の昼遊びに、俗に吉原では伏見河岸とよばれる辺の安女郎に、ぼくの童貞も、五十銭程度のゲ代で惜しみなく洗礼をうけてしまった。