“そんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孫子86.4%
孫氏4.5%
孫資4.5%
尊姉4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの有名な兵学者大江匡房おおえのまさふさは家の祖である。大江家伝襲でんしゅう六韜りくとう孫子そんしなどの兵書やら外来の蔵書が、彼の手に移っていたとしてもふしぎはない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はじめ明の成化弘治せいかこうじの頃、朱陽しゅよう孫氏そんし曲水山房きょくすいさんぼうに蔵していた。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
帝は、然るべしと、彼の献言を嘉納かのうされんとしたが、尚書の孫資そんしが大いにいさめた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ある日こと小介こものをして大きなる新調の引幕ひきまくを持ち来らしめ、こは自分が自由民権の大義を講演する時に限りて用うべき幕なれば、何とぞわが敬慕する尊姉そんしの名を記入されたく
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)