“そのすき”の漢字の書き方と例文
語句割合
其隙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其切先そのきっさきあやうくも巡査の喉をかすめて、背後うしろの岩に戞然がちりあたると、ぱっと立つ火花に敵は眼がくらんだらしい。其隙そのすきを見て巡査は再び組んだ。せいの低い敵は巡査の足を取った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
其隙そのすきを見て、市郎は我が足下あしもとに落ちたる大石を両手に抱えるより早く、敵の真向まっこうを目がけて力任せに叩き付けると、頭が割れたか顔が砕けたか、敵は悲鳴をあげて倒れた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
其隙そのすきを窺って重蔵は逃げてしまった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)