“せんにんそう”の漢字の書き方と例文
語句割合
仙人草100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この山にえている、葡萄ぶどう苔桃こけもも若老わかおい、しゃくなげの、それにくりだのかきだの、仙人草せんにんそうだの、いろんなものをすこしの焼米やきごめぜたのでございます。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秋の大地の息——忍冬にんどう仙人草せんにんそうや藤や刈り草のにおい——が、家の中にまた二人の身体にみ込んできた。夜の静けさ。添い寝の眠り。沈黙。遠い犬のえ声。鶏の歌。あけぼのの光が見えそめる。