“せんとうごしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
仙洞御所100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから二十年の間、皇后の特別な愛着がこの寺に集まった。従って尼寺と後宮との交渉が多く、後には孝謙上皇こうけんじょうこうが住まれて仙洞御所せんとうごしょのようになったこともあった。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
建久九年に土御門天皇が受禅じゅぜんされると、通親は外舅がいきゅうとして勢力を得、内大臣に昇り、後鳥羽上皇の院別当いんべっとうとなって仙洞御所せんとうごしょの実権を握り、卿二品きょうにほんという女傑と結んでまつりごとを左右する。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
そこの仙洞御所せんとうごしょと、清盛のいる西八条のやかたとは、目と鼻の先だった。物々しい弓馬のうごきは、すぐ六波羅の御家人ごけにんから
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)