“せんだち”の漢字の書き方と例文
語句割合
先達100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、兵士たちのざわめきが次第に二人の方へ近寄って来ると、その先達せんだちの松明の後から、馬の上で一人の動かぬ美女を抱きかかえた長羅ながらの姿が眼についた。訶和郎は剣を抜いて飛び出ようとした。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
バウボのおば御に先達せんだちを頼もう。3965
上人を始め多くの先達せんだちの話に依れば、此のけがらわしい世の中で、西方浄土の俤を僅かに伝へて居るところは、自分たちの居る山だけだそうである。
二人の稚児 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)