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せぐくま
ふりがな文庫
“せぐくま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
跼
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
跼
(逆引き)
古釘のように曲った老人の首や、
蚕
(
かいこ
)
のように
跼
(
せぐくま
)
っている
吃
(
どもり
)
男の背中や、まどろんでいる
婦
(
おんな
)
の胸倉や、蒼白い
先達
(
ソンダリ
)
の吊上った肩を、切傷のような月が薄淡く照らした。
土城廊
(新字新仮名)
/
金史良
(著)
役所の傍や銀行の脇や楼閣等にはどこにもここにも、田舎で洪水のために家や作物を流した人々が芋づるのように
跼
(
せぐくま
)
っていた。爺にはそれがひとのことのようには思われない。
土城廊
(新字新仮名)
/
金史良
(著)
丁度四つ角に立っている旧世紀遺物の鐘閣の前へ出ると
跼
(
せぐくま
)
っていたおいぼれの乞食達は手をさし伸べ、きたならしい乞食の子供達はどこからともなく稲虫のように群がって来た。
天馬
(新字新仮名)
/
金史良
(著)
せぐくま(跼)の例文をもっと
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