“せいばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生蕃81.3%
製板6.3%
西蕃6.3%
西蛮6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恰も、台湾生蕃せいばんの、銃丸を惜むこと生命の如く、一丸空しく発せず、発せば必ず一人をたおすに似たり。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)
これを歴史的にせんさくすれば、「にぎゑびす」に対する「あらゑびす」で、更に砕いて言えば熟蕃じゅくばんに対する生蕃せいばんである。
町の雑貨商店ざっかしょうてん金物店かなものてん息子むすこたち、夏やすみで帰ったあちこちの中等ちゅうとう学校の生徒せいと、それからひるやすみの製板せいばんの人たちなどが
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
彼は、遠い境外の西蕃せいばんからも、西涼の猛将軍と恐れられていたが、涙もろく、そして義胆ぎたんてつのごとき武人だった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それがしは、遠い辺土の国境にあって、西蕃せいばんの守りに任じ、天子に朝拝する折もめったになく、国舅とも稀にしかお目にかかれんで、押してご面会をねがったわけだが——こう打見るところ、さしてご病中のようにも見られぬ。何故、それがしを軽んじて、門前から逐い返さんとなされたか。近ごろ心得ぬことではある」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主人九鬼殿もちと分らん男であるな。——八幡船、和寇、何がいかんか。秀吉なども、もし、十六、七歳の頃に、その方どもと巡り会うていたら、かならず汝らの手下に属して、南海西蛮せいばん大明だいみん高麗こうらい、ひとわたりはぜひ見物しておいたろうに、残念に思う。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)