“すんこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寸功75.0%
寸効25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は寸功すんこうを顧みて拝辞した。が、かさねて優渥ゆうあくなお沙汰を賜うて、従五位下、左近衛少将に叙任じょにんせられた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むすび藤井左京ふぢゐさきやうと云者あり此頃藤が原へ尋ね來り暫く食客となりて居たりしが時は享保十一午年うまどし正月五日の事なりし朝より大雪おほゆき降出ふりいでしが藤井左京は大膳に向ひそれが去冬きよとうより此山寨このさんさいへ參り未だ寸功すんこうもなくむなしくらすも殘念ざんねんなり我も貴殿の門下となりし手始めに今日の雪を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ふつうの若い女性へなら、多少、聞かれるふしもあるかもしれないが、於通にたいしては、寸効すんこうもなかった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)