“すりむき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
摺剥50.0%
擦剥50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひどい摺剥すりむきがあつて、横井源太郎は死際に何か特別の状態にあつたこと、——例へば手籠てごめか何かに逢つて居たことを物語るやうでもあります。
二少女を小脇に掻込んだ健一、摺剥すりむきや瘤をこさえるのも構わず、盲滅法に隧道トンネルの入口に引返しました。
水中の宮殿 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
◎無惨の死骸 昨朝六時頃築地三丁目の川中にて発見したる年の頃三十四五歳と見受けらるゝ男の死骸は何者の所為しわざにや総身に数多あまたの創傷、数多の擦剥すりむき
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「いえ、何、擦剥すりむきもしないようだ。」と力なく手を垂れて、膝の辺りをしずかはたく。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)