“すみやぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
角櫓50.0%
角楼16.7%
角矢倉16.7%
隅櫓16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠くにはお城の角櫓すみやぐらが見え、その向こうには大内山おおうちやまの木立ちが地平線を柔らかにぼかしている。左のほうには小豆色あずきいろの東京駅が横たわり、そのはずれに黄金色こがねいろの富士が見える。
Liber Studiorum (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
たて二十間、横十八間、高さ十五間、壁の厚さ一丈五尺、四方に角楼すみやぐらそびえて所々にはノーマン時代の銃眼じゅうがんさえ見える。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「その者は、角矢倉すみやぐらの柱に、くくり付けておけ」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
隅櫓すみやぐらとすれすれに何百回となく宮城の上を旋回し、あの方に話しかけようとするようによくをバンクさせたり、宙返りやキリモミをごらんに入れ
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)