トップ
>
すみつぼ
ふりがな文庫
“すみつぼ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
墨壺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墨壺
(逆引き)
これをしも一糸乱れなき美と呼ぼうか。そこには完全なる健康がある。真に
墨壺
(
すみつぼ
)
の
範疇
(
はんちゅう
)
的な美の域に達している。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
人これに逢えども害を
作
(
な
)
さず、大工の持つ
墨壺
(
すみつぼ
)
を事の
外
(
ほか
)
ほしがれでも、遣れば悪しとて与えずと
杣
(
そま
)
たちは語る。言葉は聞えず、声はひゅうひゅうと高く響く由なりといっている。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
日本の
墨壺
(
すみつぼ
)
と云うのは、磨た
墨汁
(
すみ
)
を
綿
(
わた
)
か
毛氈
(
もうせん
)
の
切布
(
きれ
)
に
浸
(
した
)
して使うのであるが、私などが原書の写本に用うるのは、
只
(
ただ
)
墨を磨たまゝ墨壺の中に入れて今日のインキのようにして貯えて置きます。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
すみつぼ(墨壺)の例文をもっと
(9作品)
見る