“すまし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
清汁62.5%
平気12.5%
清羹12.5%
澄汁12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月並能の後、一人頭二三十銭宛切り立てて舞台で御馳走を喰うのが習慣になっていたが、御馳走といっても、味飯かやくめし清汁すまし、煮〆程度の極めて質素なものであった。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
と云うを耳にも止めず文治郎は平気すまして帰ってきます。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さらに清羹すましに種とし、人参大根青豆などを加役とした椀が運ばれた。しかしこれは随分手数が掛つたものであらうが、あまり臭いので敬遠せざるを得なかつた。
たぬき汁 (新字旧仮名) / 佐藤垢石(著)
それはほととぎすの舌の澄汁すましとするかなどと命じたならば、さっそくおおぜいの人がほととぎすを捕りに山にはいるというような事になって、それだけたとえば米を作るなら
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)