“すせりびめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
須勢理毘賣33.3%
須世理毘賣33.3%
須勢理毘売33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここにそのみめ須勢理毘賣すせりびめの命、蛇のひれをその夫に授けて、「その蛇はむとせば、このひれを三たびりて打ちはらひたまへ」
かれ詔命みことのまにまにして須佐の男の命の御所みもとに參ゐ到りしかば、その女須勢理毘賣すせりびめ出で見て、目合まぐはひしてひまして、還り入りてその父に白して言さく、「いと麗しき神來ましつ」とまをしき。
ここにそのみめ須世理毘賣すせりびめは、はふりもの一〇を持ちて哭きつつ來まし、その父の大神は、すでにせぬと思ほして、その野に出でたたしき。
『古事記』にも、須佐之男命すさのおのみことの女須勢理毘売すせりびめが、大国主命おおくにぬしのみことに蛇の領巾ひれを授けて、蛇室中の蛇を制せしめたとあれば、上古本邦で女がかかる術を心得いたらしい。