“すじぼり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
筋彫80.0%
筋文身20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人足が法被はっぴを腰に巻き附け、小太い竹の息杖を突き、胴中どうなか細引ほそびきで縛った長持を二人でかつぎ、文身ほりものといってもかざりではございません、紺の木綿糸を噛んで吐き附けた様な筋彫すじぼり
音楽を伝統とする降矢木の標章としての三角琴プサルテリウム筋彫すじぼりにされ、その上に、鍛鉄製の希臘ギリシャ十字架と磔刑耶蘇はりつけやそが載せられてあった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
お粂は、座蒲団の山と一緒に蹴くずされて、そこに、しどけない自分の姿と、自分を取りまいて、筋文身すじぼりの腕をまくり上げている土地の長脇差らしい五、六人を見出しました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)