筋文身すじぼり)” の例文
お粂は、座蒲団の山と一緒に蹴くずされて、そこに、しどけない自分の姿と、自分を取りまいて、筋文身すじぼりの腕をまくり上げている土地の長脇差らしい五、六人を見出しました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)