“すきば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
梳場60.0%
漉場20.0%
梳張20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盲目縞をしっとり濡らした葬式彦が、いつの間にか猫のように梳場すきばの土間に立っていた。
硯のほかに技は置台や箱や急須きゅうすのようなものにまで及びます。歴史に名高い「備中檀紙びっちゅうだんし」はもう昔語りになりましたが、美作みまさか苫田とまた郡の勝田かつた郡では多少の漉場すきばを今も見ます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
新庄に近い舟形ふながた村の長沢ながさわでは、今もまじりけのない生漉紙きずきがみを生みます。悪く作ることを知らない漉場すきばの一つであります。最上郡の金山かなやまには盆だとか木皿だとかを作るよい店を見かけました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
象の下ッ腹に、この通り桐油とうゆを五枚梳張すきばりにして、その上を念入にしぶでとめてある。象の腹で金魚を飼いやしまいし、こんな手の込んだことをする馬鹿はない。