“すがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
菅根66.7%
清音33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又一男八条の大将保忠やすたゞ、その弟中納言敦忠あつたゞおよび時平のむすめ、(延喜帝の女御なり)孫の東宮までも相つゞきてこうぜらる。又時平の讒毒ざんどく荷担かたんしたる菅根すがねの朝臣は延喜八年十月死す。
又一男八条の大将保忠やすたゞ、その弟中納言敦忠あつたゞおよび時平のむすめ、(延喜帝の女御なり)孫の東宮までも相つゞきてこうぜらる。又時平の讒毒ざんどく荷担かたんしたる菅根すがねの朝臣は延喜八年十月死す。
清音すがねと人がぶのは、千蔭ちかげ風の書をかいたり、和歌を詠んだり、国学に通じていたりするので、その方の名が、通称となったものらしい。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清人が、そんな冗談を云っていると、窪田清音すがね仲間ちゅうげんが使に来た。——お次は又、はっと、顔色をかえた。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清の名乗なのりは、勿論、恩師窪田清音すがねの一字。一刀一刀鍛つごとに、鉄へ切り込むたがねのごとく、その人を忘れまいとする彼の気持から選んだ名であることはいう迄もない。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)