“じょうぼん”の漢字の書き方と例文
語句割合
上品100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松平信綱なんか大した智慧者のように教わっていましたが、人物としてはもっと上品じょうぼんなる士が一人ならずいたようです。
程よく焼けて焦げた皮をそっくりぎ、狐色きつねいろになった中身のしずくを切って、花鰹はながつおをたっぷりかけるのですが、その鰹節かつおぶし醤油しょうゆ上品じょうぼんを選ぶのでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
或時病気でなやんでいたが、夢に墨染の衣を着た坊さんが来て、青白二茎の蓮華をもって来て往生の時と極楽の下品げぼんから上品じょうぼんに進むというようなことを教えて行ったという奇瑞がある。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)