“じょうこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上根33.3%
情恨33.3%
条痕33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口惜くちおしや、われら、上根じょうこんならば、この、これなる烏瓜一顆ひとつ、ここに一目、令嬢おあねえさまを見ただけにて、秘事のさとりも開けましょうに、無念やな、おいまなこの涙に曇るばかりにて、心の霧が晴れませぬ。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おのれ、今に見よと、あらぬ方にかがやくかれのまなこ情恨じょうこんふたいろの血の筋が走る。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
氷河の引ッいた条痕じょうこんが、鮮明に残っているところを見ると、昔は今よりも、大きな氷河であったらしいことを示している。
火と氷のシャスタ山 (新字新仮名) / 小島烏水(著)