“じゅんけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
順慶50.0%
巡警16.7%
純卿16.7%
荀卿16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三条の河原に小屋を建てゝ住んでいる順慶じゅんけいと云う行者であったのに心づいた。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
町角に皇軍の市街警備を手伝っているインド人の巡警じゅんけいが、カーキ色のターバンを巻いた頭からねずみになったまま立っていて、怪しげな通行人を呼び止めている。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
海保漁村、名は元備げんびあざな純卿じゅんけい、また名は紀之きし、字は春農しゅんのうともいった。通称は章之助しょうのすけ伝経廬でんけいろの別号がある。寛政十年に上総国かずさのくに武射郡むさごおり北清水村きたしみずむらに生れた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
不才、無学な身にはございますが、無刑録むけいろくなる書物のうちにも、荀卿じゅんけいことばとして
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)